長崎県大村市に拠点を置く株式会社ナカヤマでは、2004年の創業以来、製缶・機械部材の金属加工に携わってまいりました。ステンレス、アルミ、鉄などの金属材料を用いて、レーザー切断・プレス加工による高品質な製品づくりを行っております。
 

 
諫早市や東彼杵町をはじめとする長崎県内では、多くの製造業がレーザー切断とプレス加工という2つの主要な金属加工技術を活用しています。しかし、これらの技術にはそれぞれ異なる特徴があり、用途や目的によって最適な選択が変わってきます。本記事では、製缶・金属加工のプロフェッショナルとして、両技術の違いを詳しく解説いたします。
 

レーザー切断の基本と特徴


レーザー切断は、強力なレーザー光を照射して金属材料を融解・切断する最新の加工技術です。長崎県内の製造業でも導入が進んでおり、精密な加工が要求される部品製造において重要な役割を果たしています。
 

●レーザー切断の原理と仕組み

レーザー切断では、レーザー発振器から出力される強力な光エネルギーを材料に照射し、その熱で金属を融解して切断します。同時にアシストガス(酸素や窒素)を吹き付けることで、溶けた材料を除去しながら加工を進めます。この原理により、非接触での精密な切断が可能になります。
加工プロセスでは、レーザー光を一点に集中させることでエネルギー密度を高め、材料の融点を瞬時に超える温度を実現します。独立行政法人産業技術総合研究所のデータによると、適切な焦点距離の確保が加工品質に大きく影響することが確認されています。
 

●レーザーの種類と用途

レーザー種類
特徴
適用材料
CO2レーザー
鉄製品の加工品質が高い、非金属も加工可能
鉄、ガラス、アクリル、木材
ファイバーレーザー
エネルギー効率が高い、高速加工が可能
アルミ、銅、ステンレス
YAGレーザー
マーキング・彫刻に適している、熱歪みが少ない
各種金属(溶接用途)

「参照:株式会社FAプロダクツJSS事業部」
 

プレス加工の基本と特徴

プレス加工は、金型を用いて金属板を強圧で変形させる伝統的な加工技術です。長崎県の製造業では、大村市の諫早中核工業団地をはじめとする工業地域で、自動車部品や電機部品の製造に広く活用されています。
 

●プレス加工の原理と仕組み

プレス加工は、金属の塑性変形を利用した加工方法です。プレス機械で金型に強い圧力を加え、被加工材(ブランク)を金型の形状に変形させます。この加工では、金属が「紙」や「粘土」のように柔軟に変形する特性を活用します。
加工工程は金型製作から始まり、プレス工程(抜き・曲げ・絞り加工)、溶接工程、仕上げ・組み立て工程、表面処理工程へと続きます。経済産業省の統計によると、2022年のプレス用金型出荷額は4,367億円に達しており、日本の製造業における重要性が確認されています。
 

●プレス加工の種類と加工方法

 

プレス加工の主要な加工方法
せん断加工
材料を完全に分離する切断加工。ブランキング、ピアシング、トリミングなどがあります。
 
曲げ加工
材料を折り曲げて角度を作る加工。プレスブレーキを使用して正確な角度を実現します。
 
絞り加工
平板材料から容器状の製品を作る加工。深絞りにより複雑な形状も可能です。
 
成形加工
材料を立体的な形状に変形させる加工。張出し成形により凹凸のある製品を製造します。

 

 

両技術の詳細比較分析

製缶・金属加工の現場では、製品の特性や生産量に応じて最適な加工方法を選択することが重要です。長崎県内の製造業においても、両技術の特徴を理解した上での適切な選択が求められています。
 

●加工性能と品質の比較

レーザー切断の特徴

精度:±0.1mm程度の高精度加工が可能

切断面品質:なめらかで熱影響部が最小限

材料対応:多様な材料・板厚に対応可能

複雑形状:複雑な輪郭形状の切断が得意

加工速度:厚板では比較的時間がかかる

プレス加工の特徴

精度:金型精度に依存、高い再現性

加工品質:一定品質で安定した製品

材料制限:主に薄板材料に適用

形状制限:金型形状に限定される

加工速度:1回数秒の高速加工が可能

「参照:キーエンス」
 

●コストと生産性の違い

比較項目
レーザー切断
プレス加工
初期費用
設備費は高額だが金型不要
金型製作費が必要
小ロット生産
1個から対応可能でコスト効率良い
金型費用で単価が高くなる
大量生産
加工時間長く単価上昇
高速加工で単価低減が可能
設計変更対応
プログラム変更で即座に対応
金型修正・新規製作が必要

「参照:Mitsuri Media」
 

適切な加工方法の選び方

製缶・金属加工の現場では、製品仕様や生産条件を総合的に評価して加工方法を決定します。長崎県内の製造業では、諫早市や大村市の工業団地において、それぞれの技術特性を活かした製品づくりが行われています。
生産ロット数が最も重要な判断基準となります。単品から1,000個程度の小・中ロット生産では、金型製作費用を考慮するとレーザー切断が有利です。一方、1,000個を超える大量生産では、プレス加工の高速性によりコストメリットが生まれます。
材料特性や形状複雑さも重要な要素です。厚板材料や複雑な輪郭形状の場合はレーザー切断が適しており、薄板材料で単純形状の場合はプレス加工が効率的です。また、試作品開発や設計変更が頻繁な製品では、プログラム変更で対応できるレーザー切断の柔軟性が重宝されます。
日本金属プレス工業協会の統計データによると、製造業全体では両技術の使い分けが定着しており、それぞれの特性を理解した適切な選択が製品品質と生産効率の向上につながっています。
 
長崎県の製缶・金属加工業界において、レーザー切断とプレス加工は共に重要な技術として位置づけられています。それぞれの特性を理解し、製品特性や生産条件に応じて最適な加工方法を選択することが、高品質な製品づくりと効率的な生産体制の実現につながります。株式会社ナカヤマでは、豊富な経験と技術力により、お客様のニーズに最適な加工方法をご提案いたします。
 


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